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 純粋で上質なヘナを求め、ナイアードの出張で遙々ソジャットを訪れた柳生10 B(通称:ジューべー、輸入元のナイアードではヘナを担当した。ヘナのエキスパート。現在SORAのスタッフ)の手記と写真の紹介です。

収穫を終えたばかりのヘナ畑
2000年11月

 暑いデリーから車を走らせて、1泊2日、やっと暑い暑い、ヘナのふるさとソジャット村に到着。本来は、収穫前の、青々とした雄大なヘナ畑をイメージしてきたのだが、仕事の都合でその時期には間に合わず、収穫直後の、切り株ばかりの雄大なヘナ畑と、あいなった。

収穫時期は春と秋の年2回。
基本的に、雨期を除いて行われ、雨期を終えて成分が高くなる秋の収穫のものの方が良く、11月前後の秋に収穫されたものが世界一といわれている。また、収穫期を増やす為に水やりをする畑もあるが、雨水だけで育ったヘナの方が、遙かに効能が高いようだ。

写真右:
ヘナの枝葉
葉の大きさは1〜3cmで先がとがっています。
ヘナは、とても生命力の強い灌木で、半年後には、また新たな枝を出し、葉を茂らせます。そして、同じ木を、60年から100年は、繰り返し使用できるそうです。品質は、日本の静岡茶のように、栽培されている地域、摘み取りの時期によって、大きく違います。


乾燥させたヘナの葉
僕等が扱っているヘナは、雨期を終えて土のミネラルをたっぷり吸い込んだ秋取りのものにこだわっていて、その中でも更に良質のものを仕入れている。
同行メンバーは、インドでは珍しく、僕等の価値観(無添加、無着色)に理解を示してくれた、業界でも老舗のヘナ会社の社長であるA氏(彼が自家用車を運転)と、ベナレス出身の ハーブ染料のエキスパートで、ナイアードの現地社員でもあるG氏と、僕との皆40代半ばの同世代3人組である。
写真左:インド西部ラジャスタン州のソジャット地方は、ヘナの生育に最適の気象条件を備えています。ヘナは、成長すると高さ1.5〜3m位の灌木の状態になる植物ですが、高さ70cm位になったら
収穫されます。

村に到着した時は、ヘナの収穫も終わって、村全体がほっと一息入れているような、そんな夕方だった。
村の中心には、子供から老人まで大勢の人がいて、素朴な収穫祭という雰囲気になっていた。

僕等は、農家の中庭のような所へ案内された。壁は、石や煉瓦を積み重ねたような土壁で、淡いブルーに施されていた。涼しげだった。

どこに行っても思うのだけれど、昔ながらの古い農家の家は、素朴ながらも、ある種、洗練されたシンプルさがあり、外国人の僕には、その土地の文化を凝縮しているかのような、博物館級の貫禄を感じる。庭に入ると、土の上には、小さな絨毯が、何枚か敷かれていて、ラジャスタン州特有のきれいな色のターバンを巻いた人も垣間見えるヘナ農家の人達が、食事を楽しんでいた。
僕達もそこに座らされて、村の人達がどどっとお皿によそってくれる素朴な料理をごちそうになった。暑いインドの、苛酷な長時間ドライブだったので、3人とも疲れて、食欲もあまりなかったけれど、僕にとっては、旅の夕暮れの、嬉しいひとときだった。
翌日、収穫後唯一、まだ青々としたヘナ畑があるというので、A氏の先代からのつきあいの農場主の案内で、出かけた。
途中、初めて見るヘナ畑は皆、茶色い原っぱという感じで、時折、道端に畑からはみ出た野生?のヘナや道路のグリーンベルトや垣根に使われているヘナを目にする。こういう立場のヘナは、刈られていない、伸び放題のヘナで、新陳代謝もなく、染色力も、格段に低いそうだ。
そういえば、デリーを歩いていたとき高さ3メートル以上のヘナの大木を見たのを思い出した。生い茂った樹の下はリキシャメンの休息場になっていた。 A氏も、驚いて「写真に撮って、俺にくれ。」と言われて撮ったのが これ。 ここまで成長したヘナは、非常に珍しいらしい。

ソジャットのその一画は、話通り、高さ50cm程のヘナが 辺り一面に生えていた。収穫期を増やす為の、水やりのおかげだそうだ。あと20cmも伸びれば、収穫できる。
ヘナは、生命力が強いので、成長速度も速い。でも、こうしたヘナは、雨期を経ていないので、効能も低く、質的にはB級品となる。 それでも、生きたヘナ畑を見るのが初めての僕には、とてもまぶしく見えた。僕は、喜々として、写真を撮りまくった。紹介しているヘナのアップの写真はすべてその時のものだ。

下の家の主の、おばあちゃん。
この家では、収穫後も水やりをしていて、ここだけが唯一、青々としていました。
この取材をした時は、収穫直後で、よその畑は切り株ばかりでした。

 
ヘナ農家の家
ソジャット地方独特の建築様式をしています。
壁に素焼きの水瓶が見えます。これに水を入れておくと、冷蔵庫が無くても いつでも、ある程度の冷たい水が飲めます。暑いインドの、先人達の知恵ですね。ここの娘さん達は、カメラを向ける度に、すばやく顔を隠します。
畑にいたのは、おばあさんで、若い娘さんが二人いる。娘さんから考えるとお婆さんもそんなに年じゃないのかも。でも、砂漠のような苛酷な風土では、小じわも深く刻まれるのかなあ・・等と思いながら、ブーゲンビリアの木陰で、自家製のラッシーを頂いた。

昔から変わっていないであろうその家の脇には、古い、大きな井戸があり、牛の一家が四頭寝そべっていた。
ビューティフルな牛。
ソジャットのヘナの市場でくつろぐウシ達、ここではフォークリフトも何もなく、市場内での運搬は昔ながらの、ウシの役目。
角もきれいに染めてありました。
身体の斑点模様は、ヘナで染めてる?

写真、文:  SORA:柳生10B
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