木藍とは?
 
木藍(もくらん)は、マメ科コマツナギ属の植物で、学名をIndigofera tinctoria L.と言い、日本でも藍染めの原料として良く知られていました。その昔、江戸時代には色素含有量の多いこの木藍が輸入されていました。またヨーロッパでもインドの木藍は有名で長い間愛されてきました。この植物はインドをはじめ、アジア全域、アフリカや南米と広い地域で生育し、インドでは医療品の原料や藍染めなどとして使用されてきた歴史があります。しかし、今では化学染料が主流となり生産量も減少の傾向にあります。当初はヘナと木藍だけを混ぜ合わせる事を考えていましたが、そこに10種のハーブを加える事により、より髪にコシやツヤを与え髪本来の力を引き出し、且つヘナや木藍の良さも引き出せるよう実験を繰り返しながら作り上げました。木藍がヘナ本来の赤みを抑え、黒っぽく染め上げる手助けをしてくれます。

染まり方について

木藍は大青と染まるメカニズムは一緒で、草木染めの中の生葉染めの原理を利用しています。生葉染めでも、藍は酸素に触れることで、発色するので、そういった点でも最もシンプルな使い方と、安全性を持った素材であるといえるでしょう。
木藍やその他の藍など、藍色を生み出す植物の中には、藍の成分の素である「インジカン」が含まれています。
インジカンは無色の物質です。それが、葉を砕いて、水に溶かし込むと、インジカンは水に分解され(加水分解)て、「インドキシル」という物質に変化します。このインドキシルも、まだ無色の物質です。
この物質を繊維や髪の毛に付着させたり、染み込ませて、そのインドキシルが空気に触れると、酸化が起き、
「インディゴ」に変化します。ここで初めて、青い色が発色するのです。
木藍は、このように本来、藍色の染め色を出すハーブですが、ヘナの赤茶色と交じり合うことで、黒茶を表現することができます。
木藍は、下記の写真にあるように2回、3回と重ねて染めることで自然な黒茶色になっていきます。
また、酸素に触れることで発色するので、染めた後数日間に渡って色が濃く変化しつづけます。

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