Q12.グリセリン脂肪酸エステルについて。
(ボディクレイも(石鹸以外の)
界面活性剤を使っている?というご質問に答えて)

植物油というのはグリセリンと脂肪酸から成り立っているそうで、グリセリン脂肪酸エステルは、一度、油を分解してグリセリンと脂肪酸に分けた後 再びグリセリンと脂肪酸をくっつけて作る界面活性剤で、人間の体内でも食べた油を吸収するときに、このグリセリン脂肪酸エステルという形にしたあと、吸収していくそうです。(これは「しんちゃんのホームページ」からの情報です)

グリセリン脂肪酸エステルは 食品添加物としても 酒精などにも入っている 安全判断基準Aの
防腐剤で 生ラーメンなどでも よく使われているものです。

安全で 有効な制菌剤をと 探していて グリセリン脂肪酸エステルを採用することになったのです。 

水分を含むものを作って 保存しようと思うと 保存料や制菌剤をどうするかという問題はさけて通れません。ボディクレイでは 制菌剤として 昔から使われてきた単純化学物質であるフェノキシエタノールと 
併用して使っています。 グリセリン脂肪酸エステルを ほんの少量(0.1%以下)加えることで フェノキシエタノールの量も減らせるからです。
(グリセリン脂肪酸エステルは 界面活性剤のひとつではありますが、量的には 界面活性剤そのもののシャンプーや洗剤の1000分の1で 活性作用もありません)

制菌剤や防腐剤は 生体にとって 多少なりともマイナスに働くものだと思いますから、(菌も生き物のひとつですから) 使わないですませられれば、その方がいいでしょうが、かといって それ無しでは 腐敗して 保存できなくなります。数日しか保存できないとしたら 流通は不可能になります。

ボディクレイでは 最小限のパーセントしか使っていないので、開封後に入ってくる黴菌に対しては パラベンなどを使ったものに較べ、制菌効果は弱いと思います。開封後は 冷暗所に保存して下さいとお願いしているのはそういうわけです

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